こんにちは、ゆずです!

今回はついに、今夏初めての泊りがけ山行です!
もうずっとずっと楽しみにしてました!
この日のために町のごみを片づけたり、お仕事頑張ったり、徳を積んできたつもりです(不純な動機)。

そして今回一緒にいくメンバーは、6月に金峰山に行った職場のメンバー(先輩・同期・後輩)4人のパーティーです。
今回、同期と後輩は初めての北アルプス、初めての小屋泊です。
私と先輩は2回目の燕岳。
私は、2021年に一回来ていますがその際は日帰りだったため、以前来たときに必ず燕山荘に泊まろうと決意して下山したので、3年越しの燕岳です。
先輩は登山歴が8年と長く、燕山荘も6年前にいったことがあるとのことでした。
みんな体力的には燕岳の1泊だと物足りないかなぁといった感じでしたが、初めての2500m以上のメンバーがいるのでのんびり登山にしました。

燕岳の概要は以前、このブログに載せていますので興味があれば見てください→燕岳レポ①ー有明山荘編ー – アラサー女子の趣味ブログ (yuzulife-around30hobby0503.com)  燕岳レポ②ーついに登るぞ編ー – アラサー女子の趣味ブログ (yuzulife-around30hobby0503.com)

まずは、燕山荘の予約から説明します。
私たちが燕山荘泊の山登りを決めたのは5月末。
6月の頭に予約をしましたが、7月の土日はすべて満室。
そして7月22日以降は夏休み開始のためなのか、平日もほぼ満室でした。
梅雨明けが微妙な7月頭から半ばが空いていました。
梅雨あけするかどうかの絶妙な場所でしたが、今回全員が休みが取れそうなのが7月17日~18日。
変更やキャンセルも前日までできるのでとにかく先に予約をとりました。
この予約は男性・女性で各人数を記載することがありました。
ので部屋を分けてくれました(二人部屋を二つ。カーテンで仕切り可)

梅雨明けが心配ではありましたがひとまず予約は完了。
今年の夏、双六岳が予約できなかったこともありよく燕山荘とれたなぁといった感じでした。

そして出発前日。
くらてんでは初日の7/17がB判定、7/18がA判定でした。
正直初日は雨の予報も出ていたので、かなり行くか迷いました。普段の私だったら確実に登っていましたが、初めての北アルプスが二人いたので、先輩と直前まで職場でスマホで天気予報とにらめっこ。
なんとか午前中は雨が降らなさそうだったので、早く行って、午前中のうちに燕山荘まであがっちゃおうということになりました。

そのため、7/16の夜から東京出発です!

まずはじめの心配が駐車場です。
燕岳の駐車場は中房温泉登山口に第1~3駐車場まであります。
繁忙期には6時にはいっぱいになってしまうことで有名です。

4:30までに着こうということで出発。
4時くらいに山道に入り朝日が昇る中駐車場に到着しました!
山道の途中に第1~3駐車場の空/満の表示がありました。

ちなみに4:30の第1駐車場は7割程度埋まっていました。
平日なのに!
ただ、雨予報であったこともあって登山をやめた方も多かったと思います。
その影響もあってか難なく停めることができました。

ひとまず5:30までは仮眠をとります。

意外とぐっすり眠れました。

5:30から準備を始めて6:00に駐車場を出ます。

この第1駐車場が登山口に最も近い駐車場です。
最初の中房温泉登山口までは10分程度、舗装路をあるきます。

この建物の反対側にトイレがあります。
ここでトイレを済ませます。
今回私はココヘリで登山届を出していたので登山届をここでは記載していませんが、ネット上で行っていないかたはここで登山届を提出しましょう。

かなり曇っていますが、まだ雨は降っていません。

6:20 登山開始!

まずは第一ベンチを目指します。

大体徒歩30分ずつでベンチが配置されています。
定期的に休憩が出来る目安がある燕岳はマジで最高です。

最初からまずまずの急登です。
最初から半袖Tシャツ+アームカバーレベルの薄着で歩いていたのですが、歩いて10分程度でとにかく登り登りで汗だく。
本当暑かった。

途中でメンバーもそれぞれ衣類を脱ぎ着しながら歩きます。

6:45 約25分で第一ベンチに到着です。
もう、ここでみんな汗をかいています笑

この第1ベンチには水場があります。
みんな1.5~2Lを持っていたので補給はしませんでしたが、汗を拭いたり、水分補給をしたり5分程度休憩しました。

6:50 第2ベンチに向かって出発です。

ここも急登が続きます。
なんと、薄日が差してきたではありませんか!!!!
私、一人だけギャーギャー騒ぎながら登っていきます。

空の写真撮っても、明るいのわからなかったので影の写真です笑

7:07 晴れてきて嬉しくなってしまい16分程度で第二ベンチに到着。

ペース早いなぁとは思ったのですが。
この時点では問題なかったのですが、このあと自分でかなり反省する出来事が起きます。

ここでも小休憩です。

7:15第二ベンチを出発します。次はまた30分ほどかけて第3ベンチに向かいます。

ここからはどんどん雲行きが怪しくなってきました。
途中でケルンがありました。

かわいい。
ただ背景がガスっていることが伝わるでしょうか笑

この間もまぁまぁ急登でしたが、第1~第2に比べて少し緩やかな登りでした。

7:37 第3ベンチに到着です。
ここも想定より早く22分で到着です。

ここで丁度まんなかあたりです!ここまで順調…というよりかなり早いペースで上がってきてしまいました。

前回、燕岳に登った時にはこの第3ベンチで日の出をみた記憶がよみがえりました。
その当時の動画をみんなで見たりしてここでも休憩は10分以上取りました。

7:49 次は富士見ベンチに向かいます!

ここからはかなりガスがでてきてしまい雲行きが怪しくなってきました。

暗い!

ただ歩いている道が燕岳っぽいような土になってきました。

いよいよ標高も上がってきた感じがしてきました。

そして8:13に富士見ベンチ到着しました!

このころにはかなりガスがかかっていましたが、とりあえず、軽食をとります。
私はこのとき下界で買ったピーナッツパンを食べました。
1つ食べるとカロリーが500kcal超えていたのにビビッて半分でやめました笑 
結局食べるんだけど笑

15分ほど休憩しました。
この次はお楽しみの合戦小屋です。

ここでは少し木の隙間から雲海…?

歩き始めて約30分

かわいい看板!
これも前回来た時にこの看板をみて歓喜した記憶があります。

5分もあるよ!

ここら辺から高山のお花もちらほら

そして8:53 合戦小屋に到着です!

かなりいいペースできたのでここでもゆっくり休憩します。
合戦小屋ではたい焼きや豚汁など軽食やお水、ビールなども売っています。
が、何より一番有名なのが「スイカ」!!!!

前回、私が訪れたのは10月の初頭であったため、スイカの販売はなかったのですが、合戦小屋といえば「スイカ」レベルの超有名軽食!
合戦小屋まで上がってくるとほぼほぼ陽は差さなくなってしまい、やや肌寒いくらいだったのですが、どうしても食べたくて…。
同期が快く半分こしてくれました笑 
小屋の方にお願いするとカットしてくれます。

塩も置いてありました!

ここで、栄養補給。
スイカは甘くておいしかったですよ!
暑い陽だったら、よりおいしく感じることでしょう!

そんなこんなで休憩しているうちに小雨が降ってきました。
そのため、レインカバーとレインウェを着ます。
着た瞬間、汗ブワッ!!!!!ただ、私の記憶ではこの合戦小屋から燕山荘まではそこまでの急登はなかった気がする。
雨登山が初めてのメンバーもいるので時間にゆとりをもって燕山荘を目指します。

ここから、合戦の頭にすぐにつきます。

いやぁ、ガスガスですね!
前回来た時はここから雲海が広がっていて、あゆみを進めるのもためらうような景色でした。
んん、残念!明日に期待です!

ここから燕山荘に向けては木々も低くなっていきます。

高山植物も増えてきます。

雨は幸い、降ったりやんだり。
ガスってはいますが、10m程度であれば先を見渡せる程度ですし、風もそんなに強くなかったのが幸いです。

歩き始めて、玄人の先輩が「ここら辺から多分燕山荘も見えるし槍も見えるんだよね」と。
ああ、そういえばそうだった気がする。
今日はガスでなにも見えません笑

ゆっくりと進んでいきます。

10:29 テントサイトに到着です。

ここで、初めての高山の後輩氏、嘔気出現。
序盤のスピードを後悔しました。
富士見ベンチからはしっかり休みととってきたつもりだったのですが、急登のある場所をハイスピードで上がってきてしまったことが影響しているかもしれません。
また、後輩も体力がしっかりある子なのでスピードにはついてこれたけど高山に慣れていないため、もう少し順応をゆっくりしながら上がってくればよかったと思いました。

少しテントサイトのベンチで休憩し、少し頑張ればすぐそこに燕山荘があるので、荷物を私たちが持ち、燕山荘にひとまず入ります。

最後にこんな感じになってしまいましたが10:36燕山荘に到着です。

基本的には12時頃から部屋の案内とのことでしたが、本日は予定されていた登山教室がなくなった影響で120人ほどのキャンセルがあったようで10:40でも部屋に案内してくださいました。
後輩は少し食堂で休憩することになりました。

初めての北アルプスに来た同期もやはり少し頭痛があるらしく休憩をすることとなりました。

本当に今回、唯一の後悔です。
高度を上げるときの時間配分や本人も我慢しやすい性格なのを加味してもう少しゆっくり行けばよかったと思いました。
また、これがすぐ燕山荘につく場所だったものの、もし道の途中でこの状態になったら自分はなにもできなかったなとぞっとする思いでした。

天気や暑さと寒さとで体温調節が難しかったことも影響していたかもしれません。
本当に山はなにが起こるかわからないからこそ、とにかく事前に地形や遭難したときの対応をする必要があると感じました。

ちなみに後輩は2時間ほど休憩して復活しました。
一時はチアノーゼ様になっていたものの徐々に血色が良くなっていきました。
比較的行動食は食べていたので、今回は急に高度を上げたことによる低酸素になっていたのかもしれません。
大反省です。

私の反省はこのくらいにして、次回は燕山荘編をお送りします!
とにかく、これまで泊まった山小屋のなかで圧倒的に良かった。
この愛を伝えたくて、細切れになりますが燕山荘のご紹介をしたいと思います!