大分遠征②―いよいよ久住山にトライ!―

こんにちは、ゆずです!

前回に引き続き、大分遠征の記事になります。
今回はいよいよ、久住山に登ります。

今回のルートとしては、牧ノ戸峠から久住山に登り、御池を通って、中岳まで行こうと考えていました。また中岳からは鉾立峠という場所から法華院温泉に下る予定でいました。

しかし風がかなり強いことを懸念し、私の推しホテルとなった花山酔のスタッフさんに聞いたら久住分かれから下山した方が緩やかな下山道だよと教えてもらったので道変更。
そして風の状況によって縦走をあきらめようと思っていました。

さぁホテルでまずは朝ごはんを食べます。
朝ごはんは7:00からだったのですが、前日かなり早く寝てしまったので5時に起床。
朝風呂に入ってから朝食です。

朝食は

クロワッサンめっちゃおいしかったです!
量的にもちょうどよくお腹に程よく溜まりました。

さ、8時にチェックアウトし、そのままホテルの送迎車で牧ノ戸峠まで向かいます。

一緒にいったのが70代のご夫婦。
この方たちは法華院温泉まで一緒になります。

牧ノ戸峠には結構車も泊まっていましたがこの日は8時過ぎは空いていましたが、私が出発準備をしている間もかなりの車が入ってきていました。

牧ノ戸峠にはトイレもあります。
次にトイレがあるのが、久住わかれ手前の避難小屋になるので心配な方はここで行っておきましょう。

私はトイレにはいかず、靴紐だけ締めて出発します。

8:17

何度もYoutubeでみた登山口です。
入口から少し雪が見えます。

最初はやや急なコンクリート道。
凍り付いているところはありませんでしたが、少し降りだと怖いかも。
この日は快晴だったので寒くはありません。
歩き始めは樹林帯だったので、心配していた風もさほど感じませんでした。

歩き始めて7分程でこの絶景。
美しい~。
雲一つない!
ただ、やはり樹林帯を少し抜けると風が強く吹き付けます。
花粉もぶっ飛んできているのか、鼻水も止まらないです笑

ここからもまだ、急なコンクリート道が続きます。
ここが一番凍結していて心配でした。
登りはいいけど下りだったら確実に転んでましたね笑。
この日はチェーンスパイクを持参していたのですが、登りでは必要ないかなと思っていました。

歩き始めて20分程するとコンクリートの道は終わり、岩場の道になります。
やはり、九州の山は火山帯なので樹林帯が低く、すぐに森林限界になるのがいいです。

ごつごつですね。
日陰の部分は雪が残っています。

低い樹林のトンネルです。
きっと葉っぱがついている時期に来ると全く違う景色が見られることでしょう!

多分ここが沓掛山の頂上かな?
8:43には到着し、稜線を眺めます。
ちなみにまだどれが久住山かわかっていません。笑

ここから少し下ると残りは、頂上直下まではほぼ平坦です。
定期的に道標もあるので安心です。

そして、問題の道なのですが、完全に雪が溶けている場所は、ぐちゃぐちゃになっていました。

事前に3月の九重連山に行っている方の動画やYAMAPの記事を見るとどうやら毎年こんな感じになるみたいです。
正直、特別な対応策もないので転ばないようにゆっくり行きます。
靴もドロドロ覚悟で行きましょう!

陽が当たってるけど、結構雪が残っている場所も。

沓掛山から久住の避難小屋まではひたすら歩くのですが、とにかく次々の表情を変えるので本当に歩いては写真を撮り、歩いては振り返って空気を吸い、そしてまた写真を撮り、と全然前に進めません笑

そして、9:48
星生山との分岐にぶつかりました。
そこで星生山に行った方と少しお話させて頂き、風について聞くとやはり山頂はかなり風が強かったみたいです。

この大地。
美しすぎるね!
双六岳のときも思いましたが、山の上には人工物が少なくて、電線もなくて、地球も惑星の内の一つなんだなっていうことを感じさせられます。

そしてなんとか10:09避難小屋に到着です。

おわかり頂けるでしょうか?笑

雪解けのせいで、もう地面がゆるゆるです。
ここでおやつにしてもいいかなぁなんて思っていましたが、座れる場所がなく、もう少し先まで行ってみます。
そしてここら辺から強い風を感じるようになりました。
一応、他の方も結構頂上に向かっているのでいけそうです。

この避難小屋から歩いて本当目と鼻の先に久住分かれに出ます。

ここから、また急登になります。

ここからの風がすごかった!

ちょっと写真じゃわかりにくいですが、みんなフードをかぶって風に対応しています。
少し身体が煽られる場面もあり、そのたびに少し立ち止まって前かがみになり、風の止み間を狙ってまた進みます。

もうちょっとで頂上です!
頂上直前は岩場がごつごつしています。
ここら辺はアルプスさながらですね。
そして…

10:05 頂上到着です!

絶景も絶景!
春霞ですっきりとはしませんが本当にきれい。
1700m級でもこんなに遠くを見通せるのなんて東京ではまず難しい。
病み上がりだったので行くか本当に迷いましたが、本当この景色が見られてよかったです。

ここからすぐ下山しようかなと思っていたのですが、案外風が強くなかったので少しおやつタイムに。
頂上から少し下り風の当たらない岩陰に入ります。

こちら、おやつしている場所から見える景色。
春霞(はるかすみ)の中にうっすら浮かぶお山は祖母山だそうです。
お話してくれる方がたくさんいて嬉しいです。

この日のおやつはこちら。

ココアと棒ドーナツ。
この棒ドーナツは由布院のお土産屋さんで購入しました。
味は…。
う~ん…。という感じです。笑
ただコンパクトさとカロパについてはかなり登山向きだと思います!
空港のお土産屋さんでは黒糖版(沖縄土産)といちご版(福岡あまおう)が販売されていたので、そっちの方がいいかな。
黒糖は確実においしそうですよね。

さぁゆっくり休憩して出発の準備をします。
11:04 久住山を出発します。

さっそくですがやはりすぐに暴風。
登りの時より不安定さが増し、恐怖感が出てきます。
ここでストックを片手で使用始めました。

ここの暴風と自分の体調も紙して中岳はあきらめました。

そして久住分かれに無事に到着。
いよいよ本格的な下山スタートです。

もうこの頃には膝に違和感を感じています。
そしてもう一つ後悔。

下山を始めて早々、このように雪道。
登りであれば、なんとか登れそうでしたが、私は下山が苦手なのでチェンスパの出番。
たあこの狭い場所でチェンスパを履くのは難しいので、久住分かれで履いておけばよかったと感じました。

ここからの下山道は雪が残っていました。

そして、花山酔のスタッフさんのおっしゃっていたとおり下山道もやや急です。
すなわち膝に痛みが募ってきました…。

ちなみにチェンスパ履かずにがんがんいくおじ様方もいましたが、私は最初の内チェンスパなしでトライしてみたらずるずる滑りました笑
下から上がってきた親子の方もチェンスパ履いていたので、まだこの先も雪があるか聞くと「ないと無理よ!」とお母さんが笑

こちらからも、登りなら最悪必要ないけど履いてた方がいいと思いますと共有しました。
チェンスパの着脱場所、迷いますよね。

少し下ると、平坦になりますが、この通り、印が多すぎて逆に迷うと言う笑
ちなみにまだ雪が多いですね。
膝が休憩できて安心しました。
私が全日にホテルのお兄さんに聞いたのはここまで下れば大丈夫だとのことだったのですが、この後まだ続きますw

一度平坦になってからは砂地になるので、チェンスパを脱ぎます。

ここからは北千里ヶ浜という場所を目指します。
北千里ヶ浜までは平坦です。
この平坦の景色が、絶対に東京近郊では見られません。

九重連山というだけあって山に囲まれていて、その中を歩いている感じ。
東京からだとしいて言えば涸沢カール的な感じでしょうか?
そして、少し雪が残っている感じも最高に素敵。

一部雪が溶けて、川になっている場所もありました。
こういった浅めの川を渡る場所もあります。

12:29 北千里ヶ浜到着。
膝が痛いのと、写真をたくさん撮ることもあってかなり時間がかかってしまいました。

ここからは、法華院温泉山荘や坊がつると三俣山に行く分岐になります。
三俣山もこう見るとかなり急登ではありますがほぼ直登なのでおそらくそんなに時間はかからなさそうです。
ただ、体調もすぐれないのでこのまま法華院温泉を目指します。

なんて美しい…。
長野の山よりもごつごつ感が少なく、広く穏やかな雰囲気。
晴れているけど少し霞がかっているのもほんわかしていて写真もあったかい雰囲気が感じられます。

ちなみに風はちょこっと感じる程度。

そしてここから再度下りになります。
ここからの降りがきつかった。
ただ、ここで下山道に入る直前に最高のものが!

伝わるでしょうか?笑
野焼きです!
この3月の時期に九重連山で行われる野焼き。
そのため春の九重は黒いと称されています。
後々、知るのですが、実はの最初3月初頭に野焼きを予定していたのですが、ここ最近の雪でできず、その次3月15日にも予定していたのですがそれも天気の関係で流れようやくこの日(3月21日)に野焼きができたとのこと。
周りにも何人か一緒にいたのですが、その場にいた全員で「すごいね~」と言い合いながらみんな立ち止まって野焼きの様子を見ていました。
風も強かったのでどんどん燃え広がります。
この頃他の地方では山火事のニュースも繰り返し聞かれていて少々の不安もありましたが、ただやっぱり、物が燃えることを近くで見ることなんてめったにありませんから、迫力を感じることが出来ました。
そして、燃え終わった後、風に乗って葉が燃えた香ばしいにおいがしてきました。
こんな好機はなかなかないので、このにおいを忘れないように深呼吸をたくさんしました。(もう忘れたけど)

さぁここから、膝をひょこひょこさせながら下山です。

ただ、ここで樹林帯に入ってしまうので再度雪の中を歩く必要があります。
チェンスパを履くべきです。
ただ、なんとか行けそうだったので、相当時間をかけてチェンスパ履かずに下山しました。
チェンスパもね、本当は使用するべきなんですが面倒くさいが先に立ってしまいました。
きっとね、こういうのが転倒による怪我とか遭難に繋がるんだろうなと思って、振り返るといまはかなり反省しています。
ただ、本当にのろのろと下山しました。

少し平地が近づいてきて写真を撮る余裕が出てきました笑

ちなみにここらへんで鼻水が止まらなくなりずっと鼻にティッシュ詰めて、マスクをつけて下山していました笑
花粉とどうやら黄砂も飛んでいたみたいです。

虹見えますか?

そして、ようやく13:17。
法華院温泉山荘に到着いたしました!!!

めっちゃ安心した!

この頃には本当に膝が悲鳴を上げてひょこひょこ歩いていました。

早々にお風呂入りたい!とおもいチェックインしようと思ったのですが、手続きは14;00からとのこと。

ということで、ゆっくりめのお昼ごはんにすることに。

前日に購入したうまかっちゃん!
この日は陽に当たっているとぽかぽかしていたのですが、やっぱり温かいものを食べると落ち着きますね!
お湯ももともと保温の水稲にいれていたものを使用していたので、ガスもほぼ使わず。
実は初めて豚骨ラーメンを食べたのですが、あまりにミルキーでびっくりしました。
ただテールスープみたいな感じなのかなと思ったらそこまで獣感がなく食べやすかったです!

さぁ、時間がきて14:00チェックインです。
窓口が一つしかなく、14:00直後は少し込み合います。
ちなみに、料金は花山酔で頂いた500円引きのクーポンを渡しました。

さて、気になるところではあるかと思いますが、この小屋も最高であったので次の記事でご紹介しようと思います。

おたのしみに!

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