タイトル悩むて。
こんにちは、ゆずです。
今回は一年半ぶりにひとり旅に行きましたので、秋田旅行レポを書きます。
行きたいと思ったきっかけとしては、二点あります。
・47都道府県制覇のために日本海側の行っていない県に行きたい。
・愛してやまないポッドキャストのover the sun、ひいて「秋田県人しかでない」を聞いて、秋田に憧れがあった。
上記のきっかけがあり秋田に決定しました。
秋田の観光地は、それぞれが離れており交通手段や、到着場所によって行ける場所が変わってきます。今回は先に挙げたポッドキャストのパーソナリティの堀井美香さんの出身である男鹿を選びました。なにを優先するかによるかもしれません。正直、秋田犬に会いたい・なまはげみたい・絶景を見たい・きりたんぽ食べたい・横手のやきそばも食べたい・田沢湖ハイキングも行きたい…とやりたいことはたくさんあったんです。1泊2日じゃ無理です笑 男鹿の観光を中心に考え、一日目はひたすら男鹿を楽しむ。二日目は行き当たりばったりで基本的には秋田市街地をめぐることにしました。
次に考えなきゃいけないのが、交通手段です。まずは飛行機か新幹線か。飛行機だと、羽田から1時間程度。新幹線だと、東京駅から秋田駅まで約3時間。便利なのは新幹線だけど、何より1泊のため時間が惜しい…ということで今回は飛行機に。そして飛行機でも、秋田空港と大館・能代空港があるんです…。県北と県央になるのかな?秋田市街をめぐることも考えるとやはり秋田空港。ただ大館には秋田犬がいる施設があるらしく、かなり後ろ髪引かれました。笑
つらつらと書きましたが、出発です。
羽田空港7:40発 秋田8:45着の飛行機に乗ります。早起き頑張りました。
当日は秋田が雨で天候不良のため、着陸できない場合があると出発時に言われました。乗っている間も確かに北に行くにつれてもくもくと雲が眼下に広がります。かなり揺れるとのアナウンスがありましたが、そんなに揺れた体感はありませんでした。早起きのせいか、ぐっすり寝ていたわたしですが、秋田空港についた着陸の衝撃で起きました。無事に秋田にたどりつけました。笑 確かに小雨は降っていましたが、風はなく、気候も半袖で丁度いいくらい。
ここからはレンタカーを借りて男鹿に向かいます。一人でレンタカーを借りるのは初めてで、ちょっとドキドキ。もちろん空港にお迎えに来てくれます。いつもレンタカーで借りてるYARISだったので少し安心。
秋田空港からはまず男鹿総合観光案内所に向かいます。秋田空港からは約1時間30分の予定。
男鹿までの道のりは比較的わかりやすく、細い道もありません。途中から、風力発電の風車がある道路にでて、海を臨む道が続きます。ドライブするのにはとってもいいと思います。
なんだかんだで道が空いていたせいか、1時間程度で男鹿総合観光案内所に着きました。
入口にはでっかいなまはげがおりかなりわかりやすい。駐車場もびっくりするほど広いです。平日の午前中だったからか、車も停め放題です。
そして、ここには休憩がてら来たのもありますがもう一つ目的が。
それが…
男鹿観光 プレミアムパスポートです。
男鹿の観光地6施設が1100円で行き放題になるパスポートです。発行日から二日間有効です。今回、絶対に行こうと思ってたのが、男鹿水族館GAOとなまはげ館だったのですが、GAOに入るだけで1300円なので、GAOにいくなら、それだけでもお得です。
ちなみに使用できるのは
なまはげ館・男鹿真山伝承館(左記は隣り合っていて共通入館料880円)、男鹿水族館GAO(1300円)入道崎灯台(330円)、寒風山回転展望台(550円)、「五風」なまはげ太鼓(600円)
となっています。正直、GAOにいくだけでお得だな~と思っていたのですが、車で行っていれば一日でそこそこ回れました。GAO・なまはげ館・男鹿真山伝承館・入道崎灯台・「五風」を回れたので。まともに支払っていたら3110円でした笑
2023年時点ではパスポート販売していたので利用をお勧めします。2024年以降はやるかわからないそうなので男鹿観光の公式HP「男鹿なび」でご確認下さい。
話は逸れましたが、この観光案内所にはカフェも併設されています。
観光地各所のイラストが描かれたコーヒーのドリップバッグと車で飲むカフェモカを購入しました。
ひと憩して、目的地の男鹿水族館GAOに向かいます。すでに男鹿市内には入っていますが、GAOまでは一時間程度です。
ただ道のりは最高です。山を越えて海が出てきたときはもう!
海が出てきたところからは海に沿って走らせます。気分よくて、Adoさんの「私は最強」を流して気分上げます。 車から降りて撮った道路の写真がこちら。最高。
観光案内所から1時間の運転、ながいなぁなんて思っていましたが、あっという間に到着しました。
すれ違う車は何台かありましたが、私が走っていた車線にはほぼ人がおらずマイペースに運転できたのも良かったのかもしれません。
ちなみに駐車場も第二駐車場的なところに停めてしまい、水族館から徒歩6分くらいのところに停めたのですが、その道のりも素敵でした。冬になると荒々しい日本海になるはずなのに本当に穏やかで暖かい海岸沿いでした。
ここまでかなり長くなりましたが、やっとGAOです笑。
このロゴめっちゃかわいい。(なぜかこんな変なアングルからの写真しかない。)
入口でさっき購入した、パスポートを見せます。入館チケットがもらえなかったのは少し残念。まぁ帰ったら捨てちゃうんだろうけど。
入って最初はお魚展示コーナーです。秋田の海⇒日本の海⇒オーストラリアの海(何やら親交があるよう)⇒川のお魚⇒秋田名物ハタハタコーナーと続きます。水族館って、暗いのちょっと怖くないですか?
まず一番初めに、館内で一番でかい水槽が現れます。
秋田の海にいるお魚たちのようです。
水槽の脇を通ると、エスカレーターがありそれを登ると、日本の海です。
私、水族館を回るときに怖いことが一つあります。前に島根旅行レポでも書いたのですが、カエルが本当にだめなんです。水族館はカエルトラップが必ずあります。誰かと一緒にいれば、先にいってもらいカエル調査後についていき、カエルがいる場合には、私は目をそらして通ります。よく、山なんか登ってるなと思うけど。(標高高いとカエル住めないしね。)
今回も川の魚ゾーンにおりました。人が少なくて、一人で回っているのもすごく心細かったです笑。カエルがいる場所に行くときだけは一人じゃない方がいいみたいです笑
魚展示コーナーが終わると今度は、ホッキョクグマゾーンです。GAOが誇る、ホッキョクグマなのですが日本国内では37頭がいるようです。以前は豪太くんという子がいたらしくその子が有名だったようです。現在いるのはフブキちゃんという、GAOで生まれた女の子でした。今回は九月の下旬にいったにも関わらずかなり暑い日で、ぐったりしてました笑
夏休みとか、お休みの日なんかは結構混むのか、こんな張り紙も。
ホッキョクグマゾーンを抜けると秋田が誇るハタハタゾーン、そしてキッズゾーンがあります。正直、キッズゾーンが一番人がいた気がします。魚釣りゲームや滑り台や絵本など子どもたちの胸を掴んで離さないものが多いためか親御さんたちは「○○見に行こ―」と声掛けしますが、大体「まだ遊ぶ」と返事が来ていました。笑 ほほえましい以外の何物でもない笑
キッズゾーンを超えるとひれあし館に入ります。ここにはゴマフアザラシとカリフォルニアアシカがいます。プールの上側からはときどき顔をひょこっと出すのみでいずれも水中にいることが多かったです。プールの階段を降り、水中を見られる館内に入ります。アザラシは5頭、アシカは1頭と別ゾーンにもう1頭の計2頭が見られました。
ここで天使に会いました。ゴマフアザラシのこまちちゃん(推定)
このひれあし館の館内にいたのがわたしだけだったのですが、もう「かわいいっ、かわいいいいいいい」と叫びました。
その写真がこちら。
ボフッ
くんくん(匂わんけど笑)
ガラス越しにお互いみえているのか、もうかわいくてね。そこにいた人間がわたししかいなかったせいか、一目散に目の前に来てわたしに構ってくれました。かわいすぎない?もうメロメロ。
その時間、3分程度だったでしょうか。後ろからさすがに他のお客さんが来たので、こまちちゃんにバイバイしました。かわいすぎたし、なんか恩恵うけた感じ?人にやさしく生きようと思った笑
心洗われて、展示は終了です。イルカとかシャチとかいないけど結構な充実感。
出口に行く前に、ミュージアムショップとレストランに寄ります。ミュージアムショップではもうメロメロになったゴマフアザラシちゃんのポストカードを購入。笑 もしあれば缶バッチなんかも欲しかったんですが、いまはGAOとサンリオがコラボしたものしかなかったため今回はやめておきました。サンリオ好きな人は最高のコラボですよね!
レストランは12:30ごろの丁度お昼時だったためか、半分以上の席は埋まっていました。
私が注文したのは限定20色のサーモンとネギトロ丼。あたりを見回して誰も食べてる人いませんでした、なんでかな?
秋田名物の「ぎばさ」の小鉢といぶりがっこも付いてきました。嬉しい。
海鮮丼も普通においしかったですよ。まぁ、本当だったら地元のお店に行きたかったのですが、なんせ車の駐車に自信がなかったので、食べちゃえって笑
早食いの私は20分程度で完食。(話す相手がいないせいもある。)
13時ごろに水族館をあとにして、駐車場に向かいます。
このあとはなまはげ館に行きます。GAOからは、約20分程度の移動です。
写真でみるとなまはげ館の周辺はかなりの山奥な印象をうけて、くねくね道かなぁなんて心配していましたが、上下はあるものの比較的緩いカーブばかりで私の運転でも大丈夫でした。
なまはげ館には駐車場が真山神社、第2駐車場、第3駐車場とたくさんあります。第2駐車場が最も施設に近い駐車場です。第2駐車場はやや狭い印象でしたが、平日は余裕で停められる。ただ、地図でみるとちょっと遠く見える第3駐車場も思ったほど、施設から離れていません。駐車に自信のない場合はあえて第3駐車場でもいいかもしれません。
なまはげ館到着すると先にお出迎えしてくれるのがこのモニュメント。
針葉樹林の中に入り、体感気温も少し低くなった印象を受けます。
このモニュメントを通り過ぎるとなまはげ館になります。
受付の人が滝藤賢一さんに似ててかっこよかったです(なんの情報)。ここでもどや顔でパスポートを提示します。すると、「伝承館にもいかれますか?」と聞かれました。正直なにがあるのかわからなかったのですが、なんせパスポートを持っているので「行きます」と返事。その時間13:49。「じゃあ14:00の枠で入れますね」と言われ、あれ体験する系?一人ですけど大丈夫?と一気に不安になる私。
いわれるがままになまはげ館の隣にある男鹿伝承館に行きます。見た目はかやぶき屋根で、いわゆる昔の日本のおうちと言った雰囲気。
館内は写真・動画ともに撮影可です。フラッシュは禁です。
本当になにもわからないまま、たたみの部屋に入り、スタッフの方に座るように促されます。
ドキドキしながら待ちます。
14:00、時間になると案内してくれたスタッフの方がなまはげの説明をしてくれます。
なまはげは男鹿のなかにもありますが、秋田県内の他の場所にもそれぞれの地域でそれぞれのなまはげがいるとのこと。ユネスコの文化遺産は「男鹿のナマハゲ」で登録されているそうです。
男鹿のナマハゲは大晦日に山から降りてきて、一年間しっかり過ごせているか(曖昧w)を確認しに来ます。よく「泣く子はいねが」と言っているイメージがありますが、子どもだけでなく大人にも「怠け者はいねが」と叱りにきます。
各家庭を周り、その過程でお酒や料理を振る舞い、その過程の一年の厄払いと次の年の幸福などを祈るために来ます。やたらと扉の音を立てたり、足音を立てるのはわざと大きな音を出して厄を払うためなのだとか。
ちなみにナマハゲになる人は地元の男性なのだそうですが、各家庭でお酒をふるまわれるため10人くらいが準備しており、酔っぱらったら交代しているみたいです笑。急なリアリティw
でも、ナマハゲ役をやる方たちも各家庭を回る前にお祓いをしてから回り始めているそうです。
さぁ、そんな話をして下さったらいよいよ、ナマハゲさんの登場です。
実際に目の前で、大晦日のナマハゲがくる場面を再現してくれます。
ここで「おお~い」と低い声が聞こえてきて、すぐに
バァンッ!!!!!
とふすまが開く音が聞こえます。
怖いよぉ~~~~~~~;(
怖すぎる故の盛大なブレ。
想像以上の怖さにビビり散らす。
でもね、ナマハゲが怖いと思ったひとは日ごろの行いが悪いのだそうな…w
ナマハゲさんをもてなす家庭の状況を再現してくれ、何よりうれしかったのがリアルな秋田弁を聞けたこと。きっと実際はこんなになまってるのはご高齢の方が中心なのだろうけど。方言フェチの私としては萌え~です。そして愛してやまないポッドキャスト「秋田県人しかでない」の高橋優さんが話していた秋田弁がリアルに感じられて嬉しかったです。
そして最後にナマハゲが去っていったあとにナマハゲが身にまとっている、藁でできた衣装の藁を拾うと幸せになるとのことでしたので、
もらってきました笑 もちろん落ちていたものです。
なにか幸あれ、わたし(切実)
いまは手帳に挟んでいます。
余韻に浸りつつ、なまはげ館の方に移動します。
中は、ナマハゲの歴史やナマハゲの実際の映像、お面の制作現場の様子などが見られます。時間や曜日によっては実際に制作場面も見られそうです。
さらに進むと秋田各地のナマハゲの展示がされています。
正直怖い。
歴史や、映像の内容などは比較的さっき行った伝承館で聞いたことのあることが多かった印象です。
でもこのコーナーは圧巻でした。
ここを抜けるとお土産屋さんです。ナマハゲをモチーフにしたお土産やTシャツなどもありました。秋田土産ももちろんありましたよ。
私はここで毎回旅行にはかかさないポストカードを購入して母に送ると言うのが通例です。
ここでもナマハゲのポストカードを購入。ここで、一緒に切手を購入することもできます。男鹿の観光地周辺にはどう頑張ってもコンビニがなかったので、郵便局に行くかここで切手を買うか…空港まで行っちゃえばあるけどせっかくなら男鹿の消印欲しい…。
私は常時63円切手は持ち歩くようにしています笑
さて、お土産も買って、丁度15:00ほど。
まだホテルに行くには早いしなぁ~と思い、パスポートでいける入道崎灯台に行くことにしました。
夕暮れもいい感じかな…なんて思いながら車で20分ほど。
着きました!
平日のためか、こちらも駐車場はがら空き。数台と観光バスが1台。丁度、この観光バスのお客さんと時間がかぶりバスガイドさんの話を盗み聞きしたところ…
この入道崎というのが北緯40°の場所ということで、丁度ヨーロッパなどでいうと地中海の周囲と同程度なのだそうです。地中海の温かいイメージと秋田の風吹きすさぶ日本海を比較するとなんだか全く違うように感じますよね。この日本海に面した男鹿では漁が大きな資源となり、この灯台を目指してみんな船をつけていたのかなぁ。
ここら辺で有名な漁師メシがあるらしく、それが「石焼鍋」。わたしは食べていませんが笑
海鮮などが入ったスープに熱々に熱した意思を入れてあったかい状態で食べるのだそうです。そこに参加していたツアーのお客さんたちは晩御飯が石焼鍋なんですって(地獄耳)。ちなみに入道崎灯台の駐車場にお土産屋さんや飲食店などが数件並んでいるのですが、そこにも石焼鍋の文字がありましたので、ご当地グルメなのでしょう。なんで食べなかったんや。
せっかくなので岸壁を歩きつつ写真を数枚とります。
夕日にはまだ早かったね。(15:28)
そこから、灯台の方に向かいます。
白黒のマリンスタイルがかわいい。
灯台の手前に事務所のような場所がありそこでパスポートを見せます。確か16:00までだったかな?日没までだったかな?
中は螺旋階段上になっており、ひたすらグルグルと登っていきます。
上に上がるころにはゼェハァです笑
手すりも一応ついていましたがすれ違うにはやや配慮が必要な程度の広さです。
上にあがり展望台につくと
こんな感じ。やっぱり夕日にはまだ早いね。
本当におだやかな海です。偏見なのですが、やっぱり日本海って雪も多くてしけてることも多い、そんなイメージだったんです。そして、私にはこれまであんまり縁がなくて行ったことの無い県が日本海側ばかりなのです。今回の秋田旅行でかなり日本海のイメージが変わりました。もちろん年中荒れた海だとは思っていませんが、やはり雪国のきついイメージがあったんです。今後は47都道府県制覇を目指して日本海側、攻めていきます笑
灯台に話を戻しますが…笑
今回灯台に登っていたのは私一人だけでした。ツアーの方もご高齢の方が多かったのでこの階段は堪えるかも。一人空間最高でした。
思う存分写真も撮り、いよいよホテルに向かいます。
温泉、3回は入るんだ!おいしい旅館ごはんも食べるんだ!と意気込み向かいます。
ここで長くなってしまったので、チェックイン以降は秋田旅行②―ホテルと雨と美術館編―に回すことにします!なるべく早めにアップしたいと思っています!
では!
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