こんにちは、ゆずです!

先日のあけおめ記事でも書きました通り、今回は記事にできていなかった高尾山縦走についてご紹介していきます。

昨年の10月から基本的に月に1回登山を行うことを目標に低山を中心に挑戦しています。

今回は11月16日になぜか平日に連休をもらったので、どこか行きたいなぁと思っていた時についにソロ登山を試してみようと思い、東京都内の山である陣馬山~景信山~高尾山の縦走をしてきました。初めてのソロということで何度も登ったことのある高尾山を組み込みたかったのと、一日自由な時間を使えるなかで高尾山では物足りないため、縦走できる山を探して決めました。東京郊外で育った私としては高尾山はなにかとイベントで訪問することの多い山です。遠足はもちろんのこと、社会科見学や家族とのおでかけなど、正直、子どもの頃はうんざり~な場所でした笑 当時はあまり運動するのも好きじゃなかったからそもそも登山自体が好きじゃなかったんですよね笑 

高尾山は東京都八王子にある山。標高は599mです。世界で最も多い登山客を有す山なんだそうです。コースがいくつもある上、リフトやケーブルカーで登ることができるなど老若男女いくことが出来る山なのが訪れやすい理由なのかもしれませんね。稲荷山コースなどは短くはありますが本格的な登山道もあるのは魅力的ですよね。

今回スタート地点に選択した陣馬山はわたしは初めて訪れる山です。神奈川県と東京都の県境になっている山です。この山は高尾駅からバスでいくことができます。標高は857m高尾山よりよっぽど高いことにびっくりです。郊外育ちの私にとっては高尾山が至高と思っていましたが、そりゃスカイツリーより低いんだからそりゃ、もっと高い山あるよね。

そして景信山。標高727m。この景信山は小仏バス停や相模湖駅などからアクセスが可能です。縦走路として使うひともやっぱり多いようです。あとは高尾山では物足りない人が少し足を延ばしてここまで訪れる人も多いようです。

今回はこの山々に向かっていきます!

朝は6:47に高尾駅北口のバス停からバスに乗りました。バス待ちの行列は15名程度だったでしょうか。朝練の高校生もいましたが、ほとんどが登山服を着た登山者。特に都内は紅葉の季節だったこともあって、平日ではありましたが人は多い方だったのかもしれません。朝早くから結構いるなぁと思いつつバスでは全員が座ることが出来ていました。

予定通り、7:23に陣馬高原下バス停に到着です。このバス停にはトイレがあるので安心です。 陣馬山では頂上までトイレがないのでここで行っておくことをおすすめします。

この周辺は昔は栄えていたのか、レトロな風景が広がります。

本当に田舎に来たみたい。 ここからまずは歩いて25分程度のハイキングコース入口に向かいます。

定期的にこういった標識があるのでソロ登山でドキドキの私も安心でした。

あっという間に入口につきます。この入口までの道は車も通ることができる舗装された道になっています。20分歩いているなかで3台ほど車をみたので気を付けてください!この、入口からは登山道に入っていきます。ここまでの歩きで結構暑くなっていたので、フリースを一枚脱ぎました笑

ここから山頂までグイッと一気に行きます。予定では登山道入り口から1時間ちょっとの想定です。一時間程度であれば休憩なくちょこちょこ水分をとればいいかなぁといったところです。歩いている途中ではほとんど他の人に会うことはありませんでした。バス降りたタイミングで人にはトイレ行った方がいいと言っておきながらトイレに行かずにすぐに出発したので一番のり♪と思いながら登っていきます。

登りは割と急。後でYAMAPの高低表?も出しますが、陣馬山で一気に駆け上がるような感じです。なのでそれなりに急登かな、とは思っていたのですが案外きつかった。本当に上がり下がりなくほとんどずっと登りです。急登とは言わないのかもしれませんが登っては呼吸を整えて、の繰り返しで登っていきます。

この木の間を縫っていく感じが結構楽しい。

登山道に入ってからもこんな感じで標識が立っているので安心です。余談ですが、2023年の秋は南高尾でも熊が出没していて、福島にいる母から祖父母の家にあった熊鈴を東京に持ってきてもらい、初めて熊鈴を持って行った登山でした。普段、友人と歩いているときに友人がつけてくれている熊鈴は話しながらだからか全く音が気にならないのですが、一人で自分がつけているとなんか音が気になる…。なんか周囲にいる人を責め立てているような感じがして笑 でも自分の身を守るためなので積極的に使っていきます。

登山道に入ってから約50分、頂上が見えてきます。

直前の道が草むらをかき分けるようにして進んでいきます。

そしてかなりいい天気。ここを進んでいくと…

かなり視界の良い広場にでます!この写真の右手にトイレがあります。

この写真の左側に階段があってそこを登ると本当の頂上です。

ででーん!馬のオブジェ!

陣馬山頂上になります!結構自分のなかでは早いと思っていたのですが、二人ほど先客がいました。

そしてここから見えるのが、、、

富士山!!!!!!登山好きの間では登る山ではなく見る山でおなじみの藤さんがくっきり見えました。やっぱり見つけるとすごくテンションが上がります。この日は雲もほぼかからず雪化粧した富士山を眺めることができました。先客のおじさんも「今日はきれいだね」と。陣馬山の常連さんの様でした。

ここで少し休憩をして、8:40頃に出発します。次は景信山に向かうのですがその間に奈良子峠と明王峠を経由していきます。時間や休憩はこの峠を目安にしていきます。まずは奈良子峠まで45分の想定で動きます。ここからはほとんど平坦な道or緩やかな坂のみなので。日没も考えて巻けるようにやや速足で駆け抜けます。

奈良子峠には9;05に到着。25分程度でたどり着くことが出来ました。

この奈良子峠は特別ベンチなどはないため少し水分補給をして次の明王峠まで向かいます。ここまでで40分程時間を巻けていたので少し安心。明王峠まではすぐ、10分です。

もう、あっという間です!この明王峠にはトイレがあります。ここで私もトイレにいったのですが、このトイレ鍵ありません。そして紙もありません。鍵がないのは少しハラハラしました。女性一人登山の再にはなるべく陣馬山と景信山で行けるようにし、ここはあまり使わないようにした方がいいかもしれません。今回は運よくなにもなかった(というか他に人がいなかった)ので良かったですが!そして、紙については水洗トイレではないのでそのまま捨てることになるのですが、やっぱりこんな時のために水に流せるティッシュは登山に必須ですね。今回はそれで対応しました。ちなみにお金を入れる場所はありませんでした。みなさん、ティッシュは忘れずに!

少しここで休憩してまた景信山を目指します。ここから景信山までは1時間30分程度です。景信山直前は少し登りがあるのですが、その他はほとんど平坦です。木の中を歩いていくのであまり景色も見られないためとにかくひたすらに歩きまくりました笑 ここからはまきみちなんかもあるのでちょっとズルしてまきみちも使いながら歩きます。

とにかくこの日は天気が良くて、歩いているだけで気持ちよかったです。頭ではそう感じていますが、一人なので黙々と歩いていきます。

明王峠から約1時間、10:20に景信山に到着です!

ここにはベンチもたくさんあり、トイレ・小屋などもあります。時間的に営業していなかったのか季節的に営業していなかったのかわかりませんが、景信茶屋という売店もあります。(調べたら土日のみの営業のようです!)

ここでちょっと長めの休憩をとります。今回は無印の不揃いバウムを行動食で持ってきていたのでそれを一人でモソモソ食べていたのですが一人のおじちゃんと私たちの親世代のご夫婦がいて声をかけてくれました。特に、おじちゃん(70代と言っていました。若い。)は毎週高尾山に来ており、今日は早めに動けたため景信まで歩いてきたとのこと。とくに高尾山の植生にかなり詳しく熱く語ってくれました笑。高尾山の固有種は50種類もあるんですって。それはびっくり。小さいときから親しんでいた高尾山に貴重な植物があることは全く知りませんでした。スマホで撮った写真も見させていただき、とても勉強になりました。高尾山を降りたところにあるミュージアムもあるため、そこにも植生の標本などがありますが特別説明文も見ていなかったので、再度訪れたくなりました。

15分程度ご夫婦やおじちゃんとお話して、しっかり休憩をしました。ここからは小仏峠を超えて、ひとまず城山を目指していきます。

景信山から城山までが結構長かった印象ですが、予想時間では約1時間程度。この道のりもほぼ平坦。少し登ったかな?途中では小仏トンネルで有名なおなじ知名の小仏峠があります。小仏トンネルはなぜか渋滞情報で良く聞く名前ですよね笑

正直、この標識だけで特別なにかがあるわけではありません笑

景信山から約30分 11:07に城山に到着しました。この城山あたりから登山者の数が増えて安心しました。城山には城山茶屋があり、平日でも営業していました!

なめこ汁が有名なようです。私は下山して、そばを食べるためにお腹を空かせて置きたかったのでここではぐっと我慢。茶屋周辺のベンチでは高尾方面から来た人達がバーナーなどを使ってカップ麺を食べたり簡単な山グルメを作って食べているひともいました。ここら辺ではちょこちょこ紅葉も見えたりしてより一層気分よく歩く気力が出てきます。

城山にはこんな天狗のオブジェも。

なんか高尾山が近くなってきた感じがして安心します笑

目指す高尾山はもう少し。城山では休憩せずに出発。次はすぐ1㎞しないうちに一丁平という展望台のような場所に出ます。

あっという間に到着。この一丁平では富士山を仰ぐことが出来ます。

陣馬山でみた富士山からはかなり離れたように感じます。しかも、この時間には富士山に雲がかかってしまい、頭の方は見られませんでした。でも浅野内に見れたことに対して少し優越感を感じがながら、さらに高尾山を目指します。

そのまま高尾山に進んでいくと、5号路・稲荷山コースの方にぶつかります。ここからはかなりの人が紅葉を観に訪れていて歩くのも自然とゆっくりになります。そして、最後、山頂手前にえぐい階段が待っていました。これがこの日一番きつかったかもしれない…。ゆっくり歩く中ですれ違う人に言われたのが「熊鈴の音がきれいね」と。3回ほど別の人に言われ、いままで気にしていませんでしたが、確かに他の熊鈴より音が高くてかわいらしい音が鳴っているみたいです。笑 自分ではあまり気にしていませんでしたが、話しかけられてからは得意げにぶら下げて使っていました。(多分田舎で買ったものだから登山用ではなくて山にざるの材料を採るときに腰とかにぶら下げるような鈴なんだと思います。重いしでかい。)

さぁ。いよいよ高尾山到着です!もう、激混み!!!びっくりした!さすが、世界一登山者の多い山。とはいえ平日。きっと週末はもっと混んでたことでしょう。特にこの日は海外の方も多く見られました。みんなラフな格好で来ているなか、一人だけガチの恰好している自分が少し恥ずかしくなります。 ここを一応到着とします。山頂の看板を撮影したかったのですがとにかく混んでいて、自由に歩けないくらいの人混み。早々に降りる準備をして、下のお蕎麦屋さんでゆっくりしよーということにしました。

5時間程度で到着。日没は心配しなくていいくらいの時間に到着できました。そばをゆっくり食べられます。ここからは少しサボってケーブルカーでおります。

12:48 到着!おつかれ山!

まとめ!

初めてのソロ登山だったのですが、このルートにしてよかったです。というのも、この後低山に2座ほど挑戦するのですが、まじできつかった。こう見ると今回のコースは距離は長いものの、昇り降りの高低さはあまりなく人通りも比較的にあるコースだったと思います。そして、一人で歩いているとかなり周りの人に声をかけてもらえます。(そしてまだ「若い」といってくれるおじさま、おばさまが多くて嬉しい。)

そして、時間もかなり気にしながら歩いていたのですが、タイムアタックとしてもまずまずの速さで帰ってこれたのも少し自信になりました。この縦走のおかげで、一人でも、車がなくても登山は出来るんだなあと思うことが出来、登山がより身近になったと思います。11月など高山が雪に覆われてしまう時期の訪問にもおすすめです!

番外編①

お蕎麦

つたやの鴨そば。めっちゃおいしかった。というかこの塩分が身体に染みわたって疲れがぶっ飛んだ!行動食では甘いものを持っていきがちなので塩分補給もしっかりする必要がありますね…。高尾山自体は混んでいたので、お蕎麦屋さんもどこも並んでいました。私は一人客なので申し訳なく思いつつもしっかりいただきました!

番外編②

帰りの電車で景信山でであった植生詳しいおじさんとばったり再開。途中まで一緒で、また植生のお話をしてくれました。(内容はほぼ同じ。私の顔は覚えてたけど話した内容は忘れてた。)こんな出会いも登山の良いところですね。

次回は雪頭ヶ岳縦走―想像以上にきつ過ぎ案件―の予定です!お楽しみに!