今回は12月の頭に雪頭ヶ岳~王岳の縦走にいってきたときのことをご紹介しようと思います!

今回は、職場の同期と二人で行ってきました!

この雪頭ヶ岳は山梨県にある標高1,710mの山です。富士山を見ながら登れることで有名です。どうやら、12月が一番登山客が多いようなのです。理由はわかりませんが、私たちは12月9日に行ってきました。雪の心配がないからでしょうか?それとも年末から年始にかけてご来光でも見に行くのかな?私たちは富士山が良く見えて登り応えがある場所を探したところ、金峰山かここになりました。金峰山はいつも職場で一緒に登山に行ってくれるもう一人の先輩がいるときにしようとのことで今回は雪頭ヶ岳を選びました。

今回は車を出してもらい、根場いやしの里駐車場という場所と同じ敷地内に登山者用駐車場があったのでそこに車を停めて鬼ヶ岳~雪頭ヶ岳~王岳の縦走路を行くコースです。距離は9.4㎞、時間としては7時間20分を予定し、朝の8:30に出発しました。

平日だったためか、駐車場はガラッガラ!ほかにも行くルートがあるためそっちからのひとも多いのかもしれません。駐車場から最も近いトイレはどうやら9時(多分お店が開くのと同時に開く)に開く様で、私たちが出発するころはトイレのシャッターがしまっていました。そのため駐車場から歩いて5分程度の西湖の駐車場のトイレを利用しました。この西湖の駐車場からはお隣の十二ヶ岳に登る登山口が近くにあります。

駐車場から登山口まで7分程度。 登山口から最初は階段から始まります。まだまだ余裕。

歩き始めて15分くらいのところで目の前に倒木があって、道も途切れてその道はいけないのかと思い別のルート行こうとしたら地図から外れます。ん~?なんだなんだ?出だしから道がわからない…。と思ったらその倒木を乗り越えていかなきゃいけないよう。なんと。噂には聞いていました。いままで低山はあまり登っておらず、アルプスは結構登山道が整備されてて、案外北関東や山梨周囲の山の方が標高が低いけど道が整備されておらず難易度が高い(というか遭難リスクが高い、危険度が高い)という話。しょっぱなからその洗礼を受けて進みます。正直不安~!!!まじで一人じゃなくてよかった~!!!事前の地図のダウンロードは必須。まじで。特に山梨の低山はあまり整備されていないところも多く、他にも何回か道迷い注意のポイントがありました。

まずは登山口から2時間30分かけて雪頭ヶ岳を目指します。雪頭ヶ岳まではほぼ登り。めちゃめちゃ登り。見た目はそんなに急こう配には見えない斜面なのですがかなり足が重く感じます。もうこれは最初から。それを連続2時間30分と考えると…。また歩いていると全然時間が立たないように感じます笑 きついとき全然時間過ぎない現象。そしてなんのために登ってるのかわからなくなる現象です笑 今回は歩いて1時間たったころからかなりきつくなってきました。ずっと登りだし天気もよかったので、歩いている間は登山用下着とロンTでも暑いくらい。半袖でもよかったと思います。そしてとにかく登り。岩場はほぼないので足場はそんなに悪くないのですが、道も狭く、滑ったら…と思う場所が何か所もありました。低山なめちゃいけない(低山は標高1000m以下を指すようですがひとまず私のなかでは2000以下を低山とします笑)。本当にきつい場所は5分歩いて立ち止まる、の繰り返しでした。

でも、歩き始めて約1時間30分。標高があがるにつれてひらける場所が結構増えてきます。ひらけた場所にでると、噂通りのでっかい富士山!

ここで一息つきながら、きつい山道をリフレッシュできます。この日は本当に晴天で、一緒に行った同僚は「THE DAY」だねと言っていました。同僚は夏はサーフィン、冬はスノボに行っていて(まじで毎週言ってるから一年中日焼けしてる)、これはスノボ用語なのだそう。本当にこの日は風も少なく天気も良くて見晴らしも良い、登山日和でした。そしてこの富士山と反対側を見ると

南アルプスと八ヶ岳が見えます。こっちの方がテンションあがる。雪をかぶった山稜はめちゃめちゃかっこいい!テンションあがってたら、職場では見せない姿だったらしく同僚ドン引き。仕事と一緒のテンションの方がおかしいだろ。

綺麗な景色に背中を押されながら、雪頭ヶ岳をめざします。

最後の30分程度は鎖場ならぬ綱場?めちゃめちゃ細いロープが垂れ下がっておりそれを使用して上がる必要があります。2か所くらいあったかな。陽が当たっているところは土が乾いており滑りそう。陽が当たってないところは霜が溶け始めてこれまた滑りそう。それなりにデンジャラスな箇所を超えていきます。

登山口から1時間50分の10:20。良いペースじゃない?めちゃめちゃ開けた場所に出てなにやら文字がかなり消えている古い看板があります。

登山客も10人ほどいてみんな富士山の写真を撮ったり、行動食を食べたりしています。私たちはここが雪頭ヶ岳の頂上だと思って、休憩10分程度しました。(後々ここが頂上でないことが判明します。)景色が本当にきれいで天気も良かったため、富士山を見るには最高の場所です。

そこで鍵掛峠からきた男女二人組の男性の方に話しかけられます。どこまで行くのかと聞かれたので、「鬼ヶ岳から鍵掛超えて王岳まで行こうと思ってます~」って言ったら「頑張るねぇ~」とのこと。壮大なフラグである。

さぁ休憩も挟んだし、富士山の写真も撮れたし鬼ヶ岳目指すか~ということで出発。ここからもまた綱場挟みながら想定では7分くらいで鬼ヶ岳に着きます。

ここで歩いていると幅1.5mほどしかない狭い道の横にたてかけてあるものが。

ここが山頂?

へ~、そうだよね、普通、見えない看板とかないよね。でも、さっきのおじさん教えてくれても良くない?笑

ってこと雪頭ヶ岳は10:47、2時間10分程度。まぁ手前で10分休憩しているから実質2時間かな。今回のルートは想定が15:50に駐車場に戻ってくる想定で(休憩は多めにとる想定にしている)、まぁ日没ぎりぎりかなぁなんて思いながら設定しました。巻けたら安心だなとは思っていました。まぁ登りでこのくらいなら良いペース。

さ、ここから本当に鬼ヶ岳に向かいます。雪頭ヶ岳~鬼ヶ岳の間には梯子もあります。

あっという間でしたよ笑

じゃん。

なんで鬼ヶ岳っていうんだろうね~って答えのない話をして、休憩もせずに次の鍵掛峠を目指します。

鍵掛峠は鬼ヶ岳から45分程度の想定。10:56に鬼ヶ岳を出ます。

こっからが大変だった。

綱場のオンパレード。下りだし稜線だし、ここが時間を巻けるチャンスだと思っていましたが

こんなんばっか。スピードが出るはずもなく笑 道もまた「本当にこの道でいいの?」と思うような場所ばっかり。岩場だらけで足場もかなり狭く、滑落リスクも高く見える。まじで怖かった。

綱も細いから握りにくいし、鎖みたいに途中でどこかに固定されているわけでなく上にある木に引っかかっているだけでかなり身体が振られる。まずはちゃんとした登山靴が必須。トレランにも向かない。あと軍手は必須。

何とか11:45に鍵掛峠に到着。全然巻けなかった。むしろ7分オーバー笑

きつかった。

こちらが鍵掛峠の看板。位置的に王岳と鬼ヶ岳を結ぶ稜線沿いにあり、鍵掛峠から駐車場にも直接降りることができます。時間がやばいかもと思ったらここから下りようと話していたのですが、王岳までも1時間10分程度だし、いってみようとのことで王岳目指します。

壮大なフラグである。

ここからは登りに転じます。綱場の連続、道狭い、わかりにくいの三重苦。規模は違いますが、赤岳の縦走路を思い出しました。同僚は以前に記事にした日光白根山が登山デビュー。この登山が2回目です。(茨城出身なので筑波山は何度も登ってるとのことですが)「白根山よりきつい。疲れた。」と言っていました。体力おばけの同僚なので正直びっくりしたのと同時に「まじで疲れた、わかる。」と、王岳まではぐったりしながら歩いていきます。

鍵掛峠から1時間経つ12:50に王岳到着!!!

頂上なのに誰もいない笑 でも富士山はきれいに見えます。ここでお昼ご飯です。

私はコンビニで買ったおにぎりと豆腐バー、おなじみのアミノバイタル運動中用。同僚は毎回自分でおにぎり作って持ってきてます。めっちゃ塩分がおいしくて、どんだけ汗をかいたかが分かります。冬の登山って難しい。レイヤーが大事という意味が分かります。

お昼は15分程度休憩して13:10に出発します!ここからはあと下るだけ!この時点で30分巻きがまだ効いています。下り時間も約2時間。15:00の到着を目指します。

ここからは本当に下るだけでした。けどこのくだりがめっちゃきつい!もう下りだけ過ぎて膝が笑う。平坦な場所が一回もない。階段もないから止まりたいけど止まってても膝に来る(遠心性収縮)。また、登りと同じように、道も狭くて登りより下がよく見えるから滑落のイメージが頭をかすめます。完全に滑った跡もあって、そこしか通り道がない場所も何か所か。転倒を覚悟しながら下っていきます1回転びました笑

ただ、この急こう配がよかったのか、下りで40分巻き。1時間20分でなんと、駐車場に着きました!

14:20ゴール!!!!

頂上より駐車場に着いたときの方が達成感すごかった。日没、全然大丈夫だった!正直、下りは急いで降りたのではなく膝の弱さが露呈して立ち止まれなかったが正しいです。本来であれば、2時間程度かけて下りないと転倒や滑落のリスクが高くなるんだと思います。

まとめ!

雪頭ヶ岳縦走はめっちゃ大変だった!もちろん体力もですが距離的には高尾山縦走より5kmくらい少なかったしいけるでしょと思っていたのが間違いでした。昇りも稜線も下りも全部大変だった。「ここの道緩やかで楽~」と思った場所は本当になかった。赤岳縦走よりきつかったかもしれない、本当に。何度も心折れかけましたが、常に左側に見えた富士山が鼓舞してくれました。ひとまず、課題としてやっぱり綱をもっての登りでふらつく体幹の弱さと下りの膝の弱さが見つけられましたので、そこの改善を目指して頑張ります。(まぁ週に2回程度のジムでしか筋トレしてないしあんまり変わってるとは思えないけど笑)

番外編

下山してから、近くの道の駅なるさわと併設している温泉施設ゆらりに行き、汗を流します。なにやらネットのクーポンを利用してタオルと1000円以上の食事+アイス、入浴料で2700円だったかな?笑

サウナもあり、お風呂も5種類くらいありました!露天風呂からは富士山を一望できます。

晩御飯は山梨名物ほうとうを食べました!

温泉に入ってほうとう食べて、ほどよい疲れが身に沁みました!

ほうとうにはお肉がはいっていなかったので、あとからアミノバイタルで補給しました笑

車を出してくれて、疲れる登山に付き合ってくれた同期に感謝です!

さぁ、次回!初めての雪山、大山登山についてのレポを書きます!

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