こんにちは、ゆずです!

今回は、2月11日に行った、神奈川県の大山の登山レポをお届けします!

大山は、神奈川県伊勢原市にある1252mの山になります。
この大山は別名雨降山というそうです。この大山には大山寺と阿夫利神社という寺社があります。この神社の名前の「阿夫利」というのは「雨降り」から来ているとのこと。
山の形のためか、雨が下界より降りやすく上がりやすいことからこのご利益が来ているみたいです。基本的にはなだらかな坂道で階段などもあり初心者向きの低山になります。

大山は小田急線の伊勢原駅からバスで15分程度の大山ケーブル駅から登ることが出来ます。バスは伊勢原駅から一時間に3本程度(05分25分45分と言った感じ)出ているので比較的アクセスしやすい山です。
バスを降りたら7分程度歩いたところにケーブルカーの駅があります。ケーブルカーを使用して40分ほどの道のりを10分程でショートカットすることもできます。

今回は、大学時代の友人と一緒に行きました!この友人は以前にレポした青森に一緒に行った友人です。ここ最近、珍しく全然あっていなかったため、久しぶりに会おうよ~という話になり、そこで山に行きたいと言うことで大山にしました。友人は2回登ったことがあるのですっかり任せきりにしました。
しかし、今回、大山にいく5日前に都内でも雪が6㎝程度積もったという経緯がありました。5日もあれば、雪もなくなるかなぁなんて思っていたのですが、YAMAPでの活動記録を見てると、どうやら頂上の方は雪が積もっているようでした。
正直、雪山は私のなかで、行く予定はなかったのですが、低山だし、せっかくチェーンスパイクを購入してあるので使ってみたい気持ちも合いまって挑戦してみました!(チェンスパは以前の涸沢カールで雪説が出た時に急遽購入しました。)

まずは伊勢原駅から9:05発のバスに乗ります。この日は日曜日だったのもあったのもあってか、直通のバスだったので搭乗者全員登山姿でした。

9:20頃、バス停から出発します。バス停にはトイレと靴を洗う水道があります。このバス停から、階段を上っていき、お店の前を通っていきます。朝の内はお店は全く開いていませんでした。 7分程あるくと男坂と女坂の分岐に当たります。

坂で行けば約40分、女坂でいくと約45分で第一目的地、阿夫利神社にたどり着きます。
登りは女坂を登っていきます。写真は完全に撮り忘れたのですが、女坂七不思議というのがあって、正直覚えていないのですが、それにまつわる看板が定期的に飾られています。例えば、湧き水とかお地蔵さんとか。それを見ながら歩いていくとほとんどきつい場所もなくあっという間に男坂との合流地点につきます。その合流地点にトイレがあります。
このトイレはまさかの50円チップ制でした。ここから頂上までトイレがないので、ここでトイレを済ませます。

女坂と男坂の分岐を30分程度で歩き、阿夫利神社に到着します。少し雪がのこっていて 、食事処の前にはこんな雪だるまが↓

かわいい!

ここで、靴紐を再度結び直して出発していきます!

この阿夫利神社から大山の頂上まで約90分とのこと。最初に100円を出しても守り持っていきます。

道中安全お守りです。

さて、いよいよ本番です。事前のYAMAPでの活動報告を見ているとこの阿夫利神社までは雪もなく普通の靴で歩けるとのことでしたが、阿夫利神社からは軽アイゼンの使用を推奨していました。歩き始めは全く雪がなかったため、ひとまずそのまま山に入ります。

そこから徒歩10分程度、登りが続きますが徐々に雪が増えていきます。徐々に土が見えなくなり歩く場所を選ぶようになってきたところで、チェンスパ履きます。正直座れる場所でつけておくことが一番よかった!もう雪があり座れる場所がなく片足立ちの状態でつけましたがめっちゃ大変だった。
そして10月に装着練習していたのですが、ここで裏返ってしまっていたり、立った状態でやらなければいけない状態といったイレギュラーな状態だったため装着に難渋しました…。トレッキングシューズも濡れた道を歩いていたため、靴裏が泥で汚れていて手も泥だらけです笑

でもつけるだけで歩きやすさ、安心感が全然違いました!めっちゃ楽!あんなに小さな刃なのにこんなに違うものなのですね。
特に、今回は比較的雪が踏み固められて硬い雪になっていたこともスパイクの刃が雪に刺さりやすく歩きやすくなった一因かもしれません。

ここから、グングン歩いていきます。初心者向けの山であることも一つの要因のためか、トレッキングシューズならまだいいのですが、普通のスニーカーで来ている方もちらほら。何人か転倒している方もいらっしゃいました。
歩道がしっかりあるので滑落まではしないでしょうが、ケガのリスクはやっぱりあります。
登りは良いけどやっぱり下りが滑りやすい、恐怖感もえぐい。笑 私たちの前を行く、トレッキングシューズのみのご夫婦は手練れと見え、わざとアイゼン未装着だったような感じの方もいました。真相はわからないけど。

歩いて30分程でやや広い場所へ。水分補給休憩です。

陽は当たっていますがこの時点でほぼ雪に覆われています。

基本的には緩やかな坂で、立ち止まりたくなるような箇所は全くありません。時折岩が露出している場所があり、スパイクが引っかかる感じがするので、雪の上を選んで進みます。

先ほどの広場からさらに約30分歩くと少し開ける休憩場所。

分かりにくいですが、富士山が見えます。みんなここで写真を撮っていました笑

一緒に行った友人曰く、雨降山というその名の通り2回訪れたなかでも天気がいい日がなかったとのことでいままで富士山は見えなかったそう。今回も決して全貌が見えた訳ではありませんでしたが、少し頭の部分だけでも見えてよかったです。

あと30分程度の想定です。ここからはもうほとんど地面は見えず、雪の上を歩いていくような状態です。

木漏れ日と雪、青空と雪のコントラストが本当に素敵。そして、雪を踏みしめて歩くのが新鮮過ぎて、歩いている間も全く長く感じないし、疲れも感じない。アドレナリン爆発してました。 歩いて20分程、頂上にある阿夫利神社本社の鳥居が見えます。このとき、友人からは「ここからも結構歩く」とビビらされました笑

1個目の鳥居から約3分、本社の登場!!到着です!

写真が少なくて、ランドマークも少ないのであっという間についた感じですが笑 下の阿夫利神社を出発して約1時間20分で到着です!

歩いている間、ずっと二人して「お腹すいた~」と話しながら景色より先に食事処に入ります。

今回はそれぞれが山菜そばを注文し、二人でおでんを半分こしました。歩いている間はかなり暑かったのですが、立ち止まった瞬間寒さが押し寄せてきます。そりゃ雪景色で半袖というわけにはいかない…!

ちなみにメニューはこちら↓

豚汁やカレーも魅力的でしたが…。この食材たちも歩荷さんたちが運んでくれており、私たちが行ったときも荷物を運んできてそのあと、雪かきまでしていました。屈強な男でした笑

さぁ、お蕎麦とおでんをいただきます。

湯気が立ってて、あったかそう。

味は普通のお蕎麦なのですが、やっぱり登山後に食べるものはなんでもおいしい。特に塩分があるものは本当に身に染みます。ふたりともお腹ペコペコですごい勢いで食べました笑 多分写真の感じで見ると食べてた時間は10分くらい。仕事柄、昼食をえぐい速さで食べる我々、そのクセも出てたのかな。

おいしくいただいて、頂上の景色を観に行きます。

神奈川の街を一望し、その奥には海。友人曰く、湘南とか江の島の方じゃないかとのこと。

山から海を見るのはこれまでの登山では味わえなかった景色なのですごく不思議な感じがしました。

私たちらしさかもしれませんがサクッと写真を撮って下ります。正直、その時の頭の中は下の阿夫利神社の食事処でなに食べようの思考に切り替わっていました笑

今回は同じルートをピストンして帰ります。

ここでまた大活躍のチェンスパ。本当にサクサク降ることが出来ます。下りはほとんど人がおらず登りの人とすれ違うことはありましたが、下りの人を追い抜いたり、抜かされたりはありませんでした。(びっくりすることになんとこの雪の中でもトレランの方も結構いました。すごい。)

ただ登りですれ違う人はやっぱりゆっくり上がっていることもあってスニーカーの人が多かったように思います。雪がなければスニーカーでも全然問題なさそうなんですけどね…。

下りはやっぱり滑るかもしれないとの恐怖があります。特に泥と雪が混ざった場所だと転倒したら泥だらけ必須です。洗濯や自宅に帰るまでに電車に乗ることを考えると絶対転ぶわけにはいきません笑 いつもの下りでは尻餅をつきがちな私なので慎重に歩いていきます。

歩いて1時間15分程。阿夫利神社に無事に到着しました!やはり下山はどんな山でも安心するものですね笑 下りは記憶に無いくらいザクザクと下ってきた印象で1時間もかかっていないような感じがしました。

もう思考は「何食べよう?」の私たちです。

私のわがままでカフェでドーナツセットを食べました。暖かいコーヒーがおいしい!カフェの内装もすごくかわいかったです。

登山中もですが、とにかく仕事のこと・共通の友人のこと・それぞれのプライベートのことなど話が尽きない。(というかほぼ私が一方的に話していることも多い)ずっとしゃべっていたためか一日が本当にあっという間でした。

カフェでゆっくりしてから帰ります。帰りはケーブルカー使おうか~と乗り場に行きますが、丁度行ってしまいます。こちらも00分20分40分の出発のはずだったのですが14:10に出発してしまいました。次は20分。まぁ、待てるけど、せっかくだから歩いて帰ろうかとのことでまた歩いてバス停まで行きます。

下りはオンタイムで30分程度。ここでも私が一方的に仕事場の愚痴を聴いてもらっていました。いつもありがとう!笑

帰りはバス停のトイレにより、靴洗って帰ります!

毎回、登山レポ書いてて、下りのあっさり感どうにかならないものかと思っていますが結局こんな感じになってしまう笑 

まとめ!

初めての雪山が大山でよかった!比較的高低差も少なく、道も整備されていたこと、人が多く安心感がある、という点で大山は私たちにとってベストのレベルの雪山だったと思います。(雪山と言っていいのかわかりませんが)

友人曰く、紅葉の時期の大山寺がとてもきれいとのことで、この距離、この手軽さであれば、次は紅葉の時期にカメラを持っていくのも良いかなと思いました。そして、毎回私と遊んでくれて、話を聞いてくれる友人感謝!!!!

さて、次回は、私が使ってる登山用リュックをご紹介します!購入するまでの経緯や購入するまでに調べたことなどをまとめようと思います!