こんにちは、ゆずです!

前回は新穂高登山口から、双六岳頂上までの11時間にわたる山行レポをお送りしました。
今回は最高すぎる双六小屋についてご紹介していきます。

この日はおそらく二日目が天気が悪かったこともあり、当日は結構キャンセルがあったようです。
大部屋の宿泊を予約し、もし空いたら個室にしてもらうというタイプの予約をしていたのですが、当日は個室に移動できました。
個室分一人1000円分追加料金を支払い、個室に案内されました。

私たち5人なのでこんな感じで一部屋お借りできました!
布団は全くかび臭く無く、今夜はぐっすり眠れそうです!
ちなみにコンセントは廊下か談話室にしかなく使用は可能ですが発電時間の間だけの使用のため要注意です。
そして、この部屋の中では飲食禁止です。
なにか食べるときには談話室を利用します。

そしてとにかく感動したのが乾燥室とトイレ。
この乾燥室、10畳以上ありそうな広さなのに、かなり強い乾燥機を使用していて中に入った瞬間ほっかほかでした。
そしてこの乾燥室の中にちゃんとした個室の更衣室が2部屋。
個室トイレくらいの広さなのですが、鍵付きでちゃんとした扉(山荘はカーテンの仕切りが多いイメージ)でついていたのが本当に感動しました。
こんなあったかいなんて。

そして、洗面所は12個近くあり、飲める水になっています。
紙コップや石鹸もあり、ごみ箱なんかはなんと自動で開閉する蓋のあるごみ箱。
そんなハイテクなことある?
なによりトイレの便座が暖かい…!
鏡平はなんとかわかるけど、こんな山奥まで暖かい便座なの?
本当に清潔感ばっちりのトイレでした。

この廊下の奥がトイレ。

そしておみやげコーナー。

かわいい!

ちょっと、手ぬぐいも魅力に感じましたが今回はピンバッジとはがきを購入。

正直ピンバッジはいままで集めていなかったのですが、次にここにいつ来られるのかと思うともったいないと思ってしまい思わず買ってしまいました。

そして、同じ売店では軽食を購入し談話室で食べることが出来ます。
ケーキが有名なようですが、今回は寒くて、私はおでんをいただきました。

おでんを頼むと番号の欠いてあるタグをもらって、そのタグをもって談話室にて待つと、持ってきてくれます。
この出汁がおいしくて。
山のごはんって特別おいしく感じますよね。
というか普段食べ過ぎてるのかもしれません。

16:00に帰ってきて、17:30のごはんの予定なので1時間半で休憩と、着替え、次の日の準備を行いました。

そして、待ちに待った夕食です!

夕食も私たちは人数多いので1テーブルを使わせてもらいました。
このとき、頂上までの道のりで出会ったお兄さんが声掛けてくれて
「結局上まで行ったんですか」
と聞かれたので
「行きました、ガスガス強風でした」と話したら、
「俺も結構粘ったけどダメだったからそうだよね~」とのこと。
ちなみにこのお兄さん他の人にも話しかけていたので、めちゃフレンドリーな山男でした。

この日の晩御飯はこちら!

天ぷらです!
ごはんとお味噌汁は各テーブルに置かれていて注ぐような山荘あるあるでした。
そして、双六小屋名物の天ぷらです。
みよ、この量!
普段だったら絶対に摂取してはいけないようなカロリー。
その他に練り物とお魚、そうめん。
デザートはわらび餅です。
しかも、私ごはん2杯食べました。
びっくり。
強度の運動のあとはあまり食べたくなくなるものですが、なぜか食欲がわきたくさん食べてしました。
ペロっと食べてしまいました。
ちなみに友人一人はほとんど手を付けずに死んだ顔でいました。
本当疲労って怖いですね。

さて、次の日は朝の8時くらいから雨が降る予報になっていたので4:00に出発できるように朝ごはんはお弁当にしていただきました。
一応、夜に外もでてみましたが全く星は見えず、大風吹いていたのですぐ部屋に戻りました。

消灯は21:00なのですが次の日3:00に起きられるように準備して就寝です。
私は目覚ましが鳴るまでほとんど起きなかったのですが、他のメンバーは夜起きたようです。
ちなみに布団は一回暑くてはぎました笑

次の日予定通りに起床しました。
我々以外にも数名トイレでお会いしました。
みんな考えることは一緒なのかもしれない。
ある程度の荷物をまとめて、お弁当を真っ暗な談話室で食べます。
朝ごはんのお弁当はこちら。

かわいい袋に入ってる!

塩分多めの最高ごはんです笑 
この梅干しがめとても酸っぱくてびっくりしました。
クエン酸で疲労軽減!!
量もちょうどいい。

しっかりごはんを食べて歯磨きをして帰り支度を済ませます。

4:16 下山に向けて出発です。

まだまだ日の出もなく真っ暗。
そして、とにかく暴風笑 
ただ、雨は降っていないのでいまの内に進みます!

歩き始めて最初から登りが続き、前日の疲労が感じられます。
帰りはここの登りが一番きつかったです。

歩き始めて1時間ちょっと。
5:20近くに日の出のようです。
その様子がこちら。

ガスガスですごい色になっていました。
この画像よりもう少しオレンジっぽい感じでしたが、これはこれで面白い景色が見られたなと思いました。
そして、日の出と同時に弓折乗越に到着しました。

下りのピークはこの弓折乗越から鏡平までのようです。
風は山に阻まれて比較的抑えられている印象ですが立ち止まった瞬間に寒さを感じます。
いまのところ雨も降っていません。
今のうち!
前日の内に膝が痛くなったメンバーがいたので痛み止めとテーピングで下っていきます。
ストックも使いながらなのですが痛み止めのおかげなのかストックも使用しているからか、昨日の頂上からの下山に比べていいペースで下っていけました。

弓折乗越から40分程6:13に鏡平に到着しました。
うん、いいペース。
ここで軽くおやつを食べ、トイレに行って休憩しました。
本当にここが一番寒く感じました。笑

さぁ、ここから長い長い下りの再開笑 
わさび平を目指します。
ちょこちょこ休みながらひたすら下っていきます。
8時を超えても雨が降っていないのが幸いして、滑ることもなく恐怖感もなく下ることが出来ました。

ひたすらに下って2時間ほど、行きで朝ごはんを食べた秩父沢になんとか到着しました。
ここでまた軽食を食べます。
良い感じで雨には降られずに来ています!!

ただここで私がトイレに行きたくなってしまって一人でわさび平に向かうことにしました。

離脱してとにかくザクザク歩きます。

鏡平を出て2時間30分、9:03小池新道に到着。
ここからはほぼ平坦な道のりです。

急げ。

もうトイレに行きた過ぎてもうここからは半分走ってました笑

そして、9:17、待ちに待ったわさび平に到着!

ただここで、ショッキングなことに小銭がない!!!!
トイレに行けない!!!
ということで急いで、バナナを購入しました笑 この日はバナナとトマトときゅうりが売っていました。
りんごも売ってた気がするけど定かじゃない笑

無事にバナナを購入して、100円をゲットしてトイレに行けました。笑
トイレ後はバナナを食べながらみんなと合流するのを待ちます。

9:30頃みんなと合流し最後の道のりを頑張ります。
この時間になって少し小雨が降ってきました。
ただ、岩場などはもうないので、レインウェアを着て、残りの山行を楽しみます。

10:47 無事に下山しました!!!!

このときの安心感と言ったら!!!!
転倒もなく無事に帰ってこられたことに対して、頂上よりも達成感を感じられたかもしれません。
本当に良かった。

ちなみに、新穂高の登山口から駐車場までの道は間違えました笑

YAMAPの記録を見ると18時間を超える山行。
途中に1時間以上の休憩も入っていますが我々にとっていままで最長の山行です。
そら疲れるわ。
まだまだ体力の面で伸びしろがあるということで笑。
ちなみに次の日に残るような筋肉痛はあまりなかったのですが、登り終えたところで股関節の痛みは結構ありました。
がに股と股関節のストレッチングをしていくのが良いのかな…。

まとめ!

とにかく、あの憧れの双六岳に行けたことに誇りを持っています笑 
心配していた雨や風も思っているよりは少なく、無事に下山してこられたことは事前準備と心構えができていたのが良かったのかなと思います。
来年はなんとこのメンバーで登山を始めて5年目のイヤーとのことで原点回帰して燕~大天井岳に行ってみようかなんて話になっています。
みんな、ライフステージが変わってきているのに来年の話ができるのはすごくうれしかったです。

おまけ!

今回はこちらで温泉に入ってから帰りました。

登山者食堂、ひがくの湯です。やっと、ここが岐阜なのかという自覚がでました。
いつも長野だから笑

お風呂は露天風呂しかなく、体洗うところも半分外なので少し肌寒かったです。
洗い場は6か所程度、ドライヤーは2台しかないので少し順番待ちが出ます。
土曜日だったのですが温泉に入っているのは私たちだけ。
食堂には結構な人数がいました。

ちなみにごはんは飛騨ラーメンと飛騨牛コロッケ。
山形に引き続ぎ地のもののコロッケをいただきました。

今回はここまで!次回は10月の紅葉登山、安達太良山の山行レポを書きます!

それでは!