こんにちは、ゆずです!

今回は、10月17日に福島県の安達太良山に登ってきました。
福島在住の母には紅葉みるには早すぎるとバカにされたのですがいかに!

安達太良山は福島県の二本松市にある日本百名山に含まれる一座です。
標高は1699m。
紅葉でも有名な安達太良山ですが、山頂に少し小高くなっておりおっぱい山などとも呼ばれています。笑 
ちなみに活火山であり、気象庁が常日頃警戒している山でもあります。
ゴンドラもあり、ゴンドラを使用すれば途中にある薬師岳までは歩かずに行けます。
薬師岳から安達太良山の山頂までは1時間程度で山頂まで行けます。
下からの奥岳登山口からは2時間半程度の山行になります。
今回はもちろん下から登りますよ笑 
一緒に行くメンバーは職場同僚メンバー、ベテラン登山の先輩と同期の三人で行ってきました。

今回もおなじみの駐車場争奪戦から始まりです。
今回は何よりいつもの山梨や長野に比べて遠いので4時頃に東京出発です。
目指すはあだたら高原スキー場の駐車場を目指します。
ちなみに下調べによると朝早ければ空いているが紅葉シーズンは平日でも関係なく混むとのこと。
ゴンドラを使用して薬師岳まではいけるのでここまでの観光の方もいるので時間が経つにつれて車が増えるのも納得です。
みんな次の日は仕事だったので、夕方の渋滞を避けて帰ることを目標に出発を早めに設定しました。

当日7:30にあだたら高原駐車場に到着。
ちなみに我々は二本松ICで降りましたが、下りてから登山口までの間にコンビニがないとのうわさを聞いていたのですが、登山口入口という交差点(駐車場まで10分程度のところ)にあるファミマが最後になるので気を付けてください。

7:30の時点で駐車場は7割程度埋まっている印象でした。
なぁという印象はありましたが8:00でも大丈夫だったかな。
9時は無理だったと思います。
というのもゴンドラの開始が8:30だったのでそれ以降にはどんどんお客さんは増えるからです。

さて、準備して7:40分に開始

怪しげな雲行きに見えますよね。
実は、会津もそうなのですがこの時期の福島は(東北全般かもしれませんが)朝晩の冷え込みが激しく朝の内に霧が出やすいので、曇っていると言うよりかは朝もやというような感じです。
ちなみにこの登山口は今回は使用しません。
この写真でいう右手側にある入口を使用します。

ここが登山口。

もやもやだね。
ちなみに、このルートは途中でスキー場を横切るコースになっています。
ここまでの入り口が分からなくなっているとおじ様にお声がけ頂き教えてもらいました。
その方、現在いくつなのかお聞きできてないのですが、60歳から登山初めて50回ほど安達太良に登っているとのことでえげつない本土で登っています。
「地元だから」と笑っていましたが、私は高尾山に6回しか登ってない。笑 
それだけ魅力的な山なのでしょう。
楽しみです。

全く動いていないリフト。
わたしは登山でスキー場に行くことが多いので、停まっているリフトも当然のように思っていましたが、スノボが趣味の同期は動いていないリフトが珍しいようでした。笑

冬にはスキーのゲレンデになるであろう場所を登っていると朝靄に陽の光が差してきました。
いい天気になりそうで、わくわく。

どんどんもやが晴れてきて、ススキが美しい!

まさかの歩いて20分程度で雲海!?

紅葉もチラ見え!
これは期待しかない!!!!

ここからは林道にはいり本格的な登山道が始まります。

御覧の通り道がほっそい!
足元も、靄のせいなのか湿っており粘土質の土が滑りやすくなっています。

この泥の感じ伝わるでしょうか。
そして、この歪んだはしご笑 
もちろん登りやすいようにわざと歪ませているのだろうと思うのですがこんなに歪んだはしごは登ったことがないので、曲がっている場所に足を突っ込むと足がが抜けなくなるので要注意です笑

ちらちらと紅葉を見ることが出来ます。
あの安達太良山の紅葉の中を歩いているのが分かります。

そして歩き始めて1時間程度、少し開けると

紅葉オンタイム!!!!
まさに絨毯!
ここからを期待してしまいます。

ここから薬師岳まではもう少しです。

登山開始から1時間10分、8:50に薬師岳に到着です。

もうこの時間にはゴンドラが営業開始していて、たくさんの人がいらっしゃいました。

そして今回目指す安達太良山↓

綺麗だ~!

少し先に行くと、智恵子抄に載っている一説が。

この空が本当の空です。見に行くよ!

ただとにかく人が多くてゆっくりできず。笑 
そのまま先に進みます。

ただここから団体さんの渋滞に巻き込まれてしまいました。
木道でとても歩きやすいのですがみんな写真を撮ったり簡単に登れる山ということもあり登り慣れている人たちにとってはなかなかイライラしたのではないでしょうか。
そしてこの時間に下山してくる人もいて、なかなか下山開始できていない様子もありました。
もちろん登山は登り優先なので登りが先に行くのはルール通りなのですが、さすがに団体の場合は何人かに分けて登るなどの対策は必要なんじゃないかなあと思いながら、自分も気をつけようと思いました。

薬師岳から30分程度あるくとやっと開けた場所に入り、団体さんも休憩にはいりやっと渋滞を抜け出しました。

ちなみにここも紅葉ウォッチスポット

美しい!けどこれは頂上、曇っちゃってる感じ?笑 
下界は天気良いのに頂上に近づくにつれて曇っていく現象、今年の私あるあるです。

さぁ、ここから約40分との看板が。
1段階ギアを挙げて登っていきます。

ずっと開けてはいますが角度的に紅葉は見えなくなってしまいます。
徐々に岩と小石の道になっていきます。

ちょこちょこ振り返ると絶景。
雲が残念。
帰りに期待します。

そしてくろがね小屋との分岐になります。
ここまでくるとガッスガスです笑 
そして暴風です。笑 
双六岳から引き続き風にもやられています。
ひとまず、本当の頂上に向かいます。

この標識から2―3分で頂上に着きます。

じゃーん!
10:07頂上到着です!

背景真っ白だ!笑 
ここから少し下を見ると

良い感じ。
本当に天気が良ければどんな景色なんだ!!!!

頂上はガスガスなのと、風が強いのでひとまずさっきの下の標識のところまで下ります。

下りてきてもこちら。
ガスガスです。

ここで休憩をとります。
なんなら、ここまでの道のり、水分補給程度の休憩しかせず全く足を停めずに上がってきました。
岩の影に座って、風をよけられる場所で休憩します。
私はこのときコッペパンを食べました。

そこで、我々の近くに座っていた奥様にお声掛け頂きました。
とっても優しい方で、
「どんなお友達なの?」
「東京から車で。随分遠かったでしょう」
と話しかけて頂き、なんとお饅頭まで頂きました。この方、いわきにお住まいのようなのですが、茨城で買ったお饅頭だそうで一つがめっちゃ大きくて、あんこもたっぷり入っていました。
最終的に話していると、もともと看護師さんだったとのことで同じ医療業界であったこともご縁を感じました。

やっぱり山にはたくさんの良い人がいますね。
渋滞なんかでイライラしている自分がみみっちく感じました笑。

そして、今回はくろがね小屋(休止中)の前を通って周回して帰ろうと思っていたのですが、この奥様に「あそこはやめた方がいい、もう一生行かないと思う」と言われて、風が強かったこともありびびってしまい今回はピストンコースで帰ることにしました。

20分程休憩して、歩いて15分程の爆裂火口を目指します。
ここからの道のりはほぼ木々がなく風に乗って硫黄の香りが乗ってきて少し緊張します。
さすが活火山。

迫力えぐい!!!!
少し陽が当たっているのも幻想的。

ちなみに周りのけむい感じは水蒸気などではなく、雲なのでご心配なさらず。
ただ、たしかに硫黄のにおいがして立ち入り禁止のゾーンもあります。
逆にここまで来ないと見られない景色でもあり、この火山のおかげで我々は温泉に入れると思うと恩恵も受けているんだなぁと思います。

ちなみに頂上までは半袖で登っていましたが、ここでは風も強く、レインウェアを着用しました。

さぁ、ここから気合を入れ直して下山します。

これ、またあるあるなのですが、下山の準備をしていると徐々に雲が切れてきました。
なんで?笑

11:15 下山開始です。

下山開始から10分程歩いたところで

雲が晴れた笑 
しょうがないね。

雲海も。

30分程度で大混雑の広場まで到着。
いま上に行けば絶景だっただろうに…笑

歩き始めて1時間ほどで薬師岳まで到着。

ここから足で下山する人は少なく、ほぼ我々のみです。

いい天気だぁ

そして、この薬師岳からが大変だった笑

行きでもうすうす感じてはいたのですが、粘土質の土が滑る滑る笑 
3回転びました笑。
靴も今までの山行(もちろん雨の日の山も含めて)のなかで一番汚れました。
洗うの大変だった~笑 
下山しているなかほっこりしたのが一個。

頑張っぺ!!!!
かわいい笑 
落書きじゃないことを祈ります笑

最後のこのスキー場のルートも滑る滑る。
しっかり転びました。笑 
ちなみに私が転ぶときになにも言わずにスッと転ぶので逆に怖いと同期に言われています。
あとは転倒の姿を見て「こうやって人は怪我をするんだな」と学びに繋げています。笑

名残惜しいですが13:25 登山口に到着しました。

いい天気でもったいないね。

さて、まとめ!

今回は初めての東北登山デビュー!
実はこの日に地元のTV局が来るくらいベストな紅葉オンタイムにいうことが出来ました。
母の読みはずれ!笑 
安達太良の特徴なのかもしれませんが、粘土質の土がとにかく歩きにくくて滑りまくりました笑 
紅葉はめっちゃ綺麗で、写真では伝わりきらず目にしっかり焼き付けました。
2024年の秋は暑い日と寒い日の差が激しく、当日は結構暑かったのですが、寒い日も経ていたのでしっかり色づいていたのがよかったのだと思います。
そして、頂上でのガスっぷりはさすがの私といったところでしょうか。笑 
ここまで綺麗な紅葉を見られたのは初めてだったので来年の紅葉も東北の山、特に栗駒山や月山などに足を運んでもいいかなと思います。
もちろん公共交通機関で笑

おまけ

現在、くろがね小屋が電気工事のため休館しているのですが、今回ゴンドラの駅にお土産屋さんがありました。もちろん軽食もあります。

アピール強めの福島のポスターです。
ここで100名山ピンバッジが購入できました。

そしてこの建物の向かいにある奥岳の湯で汗を流しました。

ちなみにこの温泉洗い場が9つほどあったのですがこの日は激混みで女湯は洗い場も使えないほどの混雑。
少しお休みしながら、男性陣を待たせないため、急いで入りました笑 
ただ露天風呂からの景色は絶景だったので、ぜひ来たら寄って行って欲しいなと思います。

福島県・磐梯朝日国立公園 あだたら高原

本当、怒涛の1日でした笑

次回は韓国旅行準備編にしたいと思います。
いよいよ、10月末に韓国に行ってきます。コロナ禍以降初めての海外旅行。
渡韓歴4回の友人と一緒にいく際に準備しておいた方がいいものを教えてもらったのでご紹介しようと思います。

では!